ミョウガガイ科ではなくヌマガメ科の方。川の中洲に居たところを虫網で捕獲。 今まで一度も見たこと無いアメリカザリガニも居ました。これも食えるらしいので持ち帰り
ザリガニ
エビのような見た目に反して外骨格が完全にカニでかなり硬い。尾の身離れは最高で胴の付け根で折るだけでとれます。身質はやたらプリプリしたエビです。泥抜きが完全に不足していて尿の香りでした。純アンモニアではなく完全に尿の香りで厳しかった。画像の通り手はカニです。ハサミは画像の通りカニです。アメリカザリガニを食べる際は念入りに泥抜きして肺吸虫に気を付けましょう。
カメ
www.outdoorfoodgathering.jp www.outdoorfoodgathering.jp を参考にさせていただきました
泥抜き
台風で餌を食べれて無かったのか糞が存在しませんでした。泥抜きが分からん。
解体
プライヤーを口に突っ込み引っ張り続け首を出します。筋力は凄まじく力任せに引っこ抜くのは無理なので長時間引き続き疲労させます。人間の方が持久力があるので勝てます。首の部分の骨は細く間隔も狭いので普通の包丁でガッといけば問題なく殺せます。結構な量の血が出るので血を使うつもりなら受け取る皿は予め用意しましょう。これが最大の難関だと思ってた時期が僕にもありました。
断首すると次に腹甲を外しにかかります。腹甲と背甲を切り分ける手順は参考にさせていただいた記事の通りです。それが終わると腹甲に付いた皮と筋肉を切断します。カメは首を落とした程度で動きが止まる事は無いのでこの段階でも足で包丁を抑えに来ます。カメの皮は分厚く非常に切断しづらいのでよく研いだ刃物で切断していきます。腹甲に沿って切断する限り内蔵を傷付ける可能性は無いのでグッと行きましょう。 この通り内臓は無傷。ここからどう解体すれば良いのか分からず完全に「???」のまま解体していきました。とりあえず前足、後ろ足の順に外していきます。後ろ足からでもいけるのは分からない。この段階でも抵抗はしますが腹甲を外したことでカメの足の先を背甲の内側に入れて動きを押さえ込む事が出来ます。甲と足の隙間に刃を入れていき最後は筋肉で足を外します。これは友人がやってくれました。 解体中もカメ臭が時折主張してきて非常に厳しいです。解体用にメスが欲しい。 茶色いのは胆嚢が付いていたので多分肝臓、肝臓の下に見える袋は胃、奥の白っぽいのは腸です。カメの甲は肋骨がベースなので足も首も甲羅と間接で接続されています。この段階で腸の裏にある膀胱を除去出来ます。膀胱と胆嚢、消化管のうち膀胱と胆嚢が外せるので多少やりやすくなります。泥抜きが完全な場合は消化管は安全なのでこれから先は楽です。 後ろ足を筋肉で外すのは前足より厳しいようなので筋トレは怠らないようにすべきでしょう。 カメ臭が厳しくメスがほしい。 なんやかんややるとこれだけ筋肉がとれます。カメの心臓は綺麗なハート型です。首落としたくらいでとまるヤワな心臓ではないので腹甲を外すと触れます。皮に熱湯をしっかりとかけると簡単に湯剥きが出来ます。
調理
カメ料理の定番、唐揚げ 皮を向いた後に生姜、酒、牛乳で臭みを取ります。皮を向くのにはかなり筋肉が必要でプライヤーも必要です。 これは生姜、濃口醤油、ニンニク、酒の一般的な下味です。 成果物です。臭みは完全に消滅しうまい(それはそう)。 全体的に骨で食べる部位が少ないです。肉質は獣を感じます。唐揚げは下味やタレを工夫しないとカメが完全に消え唐揚げのような何かになるのでテクニックが必要だと感じました。 何処かの自治体ではカレーにしているそうですが、臭みを封じ込めて安全にカメを味わうならインドカレーが一番かもしれません。
後
メスが欲しいです。やはり包丁では厳しいです。Amazonほしいものリストに追加しました。
泥抜きが不十分だった気がします。匂いが影響しそうな料理に使うなら衣装ケースなどを改造した泥抜きケースで流水を使って泥抜きをすべきでしょう。
実はこれの一ヶ月前に大型のスッポンを拾いました。その時はクーラーボックスが無く釈放してしまいましたが本当に悔やまれます。次はスッポンを食べたい。